映画学校の階段感想



 5/1に実写映画「学校の階段」を見に行った。どうせアイドル映画なのだろうと殆ど何も期待せずに見たのだが、意外に面白かった。インド映画のように歌って踊りだしたりする所や細かいギャグが笑えたし、何より階段レースがわりとリアルに描かれていたのが良かった。実写で見ると、階段レースをやることの変さが際立ってかなり面白い。
 主人公の缶バッチが女の子に変わった影響で、連鎖的改変が為されており、最初は違和感があったが、原作とは別物だと思って見ると、これはこれで面白い。ストーリーは結構変わっているものの、希春姉がモデルであろうおばさんが怪しい料理を作ったりといった細かい部分が再現されていて、にやりとさせられた。もっとも、部長が部長じゃないなんて許せん! と言うような人は見ない方が良いかも。
 一つ残念だったのは原作ではどちらかと言えば正しい存在として描かれていた生徒会が悪者になっていたこと。やはり尺が限られている映画では複雑な構図は描きにくいのだろう。その辺は小説のアドバンテージの一つだと思った。



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