ライトノベルカラー口絵調査



 先日、2chライトノベル板を見ていた所、ライトノベルにおいては大変重要であるにも関わらず、イラスト論がないという指摘を目にしました。確かに、ライトノベルの文章に関する評論は沢山ありますが、イラスト論はぎをらむさんの「もっと光を」などわずかしかありません。しかしながら、私はイラストの内容や技法に関してあれこれ語る程の知識も審美眼も持ち合わせていないので、単にイラストの枚数を調べることにしました。
 今回は各レーベルのカラー口絵の枚数を数えてみました。枚数は一頁一枚とし、三つ折り、二つ折りになっているものは、それぞれ片面三枚、二枚と数えました。
文庫名 標準枚数 例外 
電撃文庫 8枚 キノの旅VIII 12枚
富士見ファンタジア文庫 4枚 天華無敵! 8枚
富士見ミステリー文庫 1枚→4枚
角川スニーカー文庫 4枚→8枚?涼宮ハルヒの憂鬱 8枚
集英社スーパーダッシュ文庫 2〜8枚 
ファミ通文庫 8枚 
MF文庫J 8枚 
ハルキ文庫ヌーヴェルSFシリーズ 2枚 
徳間デュアル文庫 1枚 
ハヤカワ文庫JA 0枚 
ソノラマ文庫 0枚 
C★NOVELSFANTASIA 0枚 
角川ルビー文庫 0枚 
角川ビーンズ文庫 0枚 
講談社X文庫 0枚 
コバルト文庫 0枚 
講談社ノベルス 0枚 

考察
*少女向けレーベルはカラー口絵をつけないようです。女性読者はあまりイラストを重視しないんでしょうか。
*キノの旅や天華無敵!など、ここぞという所でカラー口絵を増やして勝負をかけている。
*電撃文庫はカラー口絵枚数で常に先んじている。電撃の勝因はカラー口絵の多さかもしれません。


トップページに戻る