ライトノベルキャラクターズ完全ファイル 感想
商売上手の宝島社が今度はキャラクターに焦点を当ててライトノベル本を作ったぞ。題して「ライトノベルキャラクターズ完全ファイル」。大人気キャラクター101人の魅力に迫る! と銘打って書き下ろしを含むイラストをどかすか掲載しながらキャラクターを紹介しまくりだ。極楽トンボさんもボーボーの紹介をのりのりで書いてるぜ。という紹介を読んでぐっとくるものがあった人が買えばよい本。キャラクターを9個のキーワードで分類している所など、本の作り自体は良く出来ていると思うが、私があんまりキャラクターに関心が無いので、「このライトノベル作家がすごい」の方が面白かった。「ライトノベルテーマ完全考察」とか言うのが出たら貪るように読むだろうが、出ないだろうな。
そういう私の趣向の関係上、妄想と考察が拮抗しているコラムはどれもわりと面白かった。しかしこうもあらゆるキャラが出揃っていて、隙間を埋めるようにキャラクターが出現し続けている現状では、単に変なだけのキャラならまだしも、かってない特徴を持ちしかも萌えるキャラを作るのは至難の技だ。それこそ高橋剛さん一押しの筋肉少女くらいだろうか。私はひそかに小太り少女に潜在的受容があると見込んでいるのだが、誰か書かないだろうか。ネギま!の四葉五月嬢も結構人気あるし。
キャラクターの紹介文ではタニグチリウイチさんがやはり上手いなと思った。
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