何故ライトノベルサイト管理人は酒を飲まないのか



 LNFの打ち上げで入った居酒屋で、酒を注文したのが十三人中一人だけだった問題について考えてみたい。そこに集っていた人は殆どがライトノベルを扱っているサイトの管理人だったので、この問題は次のように言い換えることができる。

 何故ライトノベルサイト管理人は酒を飲まないのか

 もちろん、遺伝的理由(アルコール分解酵素を持たない)や健康上の理由(痛風とか)、宗教上の理由(イスラム教徒など)から酒が飲めない人は存在する。しかし、どれも日本においては少数派であり、明らかに12/13という数値の説明にはならない。となると、ライトノベルサイト管理人に共通の性質が酒を飲まないことと関連していると考えるのが自然だ。

 まず考えられるのが、「ライトノベル好きは酒を買う金があったら本を買う」という説だ。これを仮説1としよう。この仮説は電撃文庫春の祭典の打ち上げにおいて提唱された。その時も、居酒屋に入ったにも関わらず、アルコールを頼んだ人が少数派だったのだ。
 仮説1は因果関係が明瞭であり、有力な説だ。しかしながら、この説は「普段酒を飲む習慣がない」理由は説明するものの、「飲み会で酒を飲まない」理由としてはやや薄弱である。何故なら、飲み会で酒を頼もうがウーロン茶を頼もうが一人当たり払う金額はたいして変わらないからだ。それに皆食い物はぽんぽん頼んでおり、本代を心配しているようには見えなかった。

 そこで私が提唱するのが「サイト管理人は無為に過ごすのを嫌っている」説だ。インターネットサイトの管理人は普通の人が遊んでいる間もせっせと文章を書いている。それは無為に時間を過ごすのが嫌で、何かしら意味のあることをしていたいという欲求の表れではないだろうか。少なくとも自分はわりとそうだ。酒を飲むことで思考力が低下し、時間が無為に過ぎてしまうことを避けたいと思っているのではないだろうか。

 人生の意味とは何かという命題に対し、「人生は楽しむためにある」、「人生は何かを為すためにある」という二つの考え方があるが、サイト管理人はサイトを持っていない人に比べると後者よりの考えの人が多いのではないか、とまで言うと、ちょっと話を膨らませすぎかもしれない。


(09.05/15追記)
何故ライトノベルサイト管理人は酒を飲まないのか(一本足の蛸)実際はこんな感じ(平和の温故知新)によると、1/13というのはたまたまだったようです。
まあ、13/24でも会社の飲み会等々に比べれば十分アルコール率が低いですけどね。



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