東雲文芸37


豚汁のレシピ



1インターネットで豚汁のレシピをいくつか検索し、買い物リストを作る。
2会社帰りのスーパーで豚コマ、にんじん、こんにゃくを購入。ホイコーロー弁当が半額になっていたが、逡巡の末断念する。
3帰宅。野菜棚に鎮座する五本のにんじんを発見し、うめく。
4流しに溜まっていた洗い物を片付ける。
5鍋にお湯を張り、煮干を七匹投入。いつも作りすぎるので、今回は少なめにしようと、湯の量は鍋の半分くらいまで。
6鍋を火にかける。
7ピラーでにんじん三本の皮をむく。最初のにんじんを半分くらいまで輪切りにした所で、イチョウ切りにするには、最初に半分にした方が効率が良いことに気づく。そこで、二本目はいきなり半分に切るが、そうすると端っこの部分は小さくなりすぎた。三本目のにんじんは三分の一くらい輪切りにしてから半分に切った。
8にんじんを鍋に投入したら、湯が跳ねて熱い。にんじんの載ったまな板を鍋の上に突き出し、包丁で押し出して投入する。
9湯が沸騰したので火を止める。箸で煮干を取り出し、三角コーナーへ捨てる。六匹取り出したが、七匹目が見つからず、諦める。
10土間の腐ったネギをビニールから取り出す。キッチンばさみで腐った部分をゴミ袋へ切り落とし、大丈夫な部分を良く洗ってぶつ切りにし、鍋に投入する。
11こんにゃくをさいの目に切って、にんじん同様、まな板方式を用いて鍋に投入する。
12冷蔵庫から取り出した豆腐のふたを剥がし、包丁を挿し込んで切る。縦長の直方体になるが、気にしない。
13豚コマを鍋に投入。肉がさっと変色して美味そうな色になる。
14鍋の火を再点火する。
15おたまでほうろう容器から味噌を掬い、箸で鍋に溶き込む。
16味見をしたらやや薄いようだったので、スプーンで味噌を掬い、台所へ持ってきた所で、盛り上がっていた味噌がべちゃっと床に落ちる。首をしめられたような声が漏れる。
17スプーンの味噌を溶き入れ、床に落ちた味噌をスプーンですくって溶き入れる。床に残った味噌を雑巾でふく。
18あくを取る。
19沸騰したら火を止める。
20花かつおを放りこむ。
21いつの間にか鍋が縁までなみなみとなっている。何故毎度毎度作りすぎるのかと自問自答する。


(11.05)

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