最近の東雲



年に一度をもう一度
――ライトノベルフェスティバルレポート


 案内にコスプレ推奨と書いてあったから、気合をいれて秦納舞部春留の格好をしていったのに、スタッフ以外殆ど誰もコスプレしてなかったYO!
 しかも誰にもコスプレしてると気付いてもらえなかったYO!
 というか気付いていたけどあえて触れないでいてくれたのかも知れないYO!(電波男の文体が移っています。)
 と言う訳で、ライトノベルフェスティバルに初参加しました。会場の日本青年館には中学生から中年のおじさんまで色んな人が集っていて、盛況です。しかも、ゲストの方以外にも、成田良悟さんや海原零さん、岩井恭平さんといった豪華な方々が飛び入りでいらしていたらしいのですが、サングラスが特徴的な成田さんしか分かりませんでした。
 最初の企画は「クイズ!ライトノベル読者だいたい100人に聞きました」。「ライトノベルを買うポイントと言えば?」といった質問のアンケート結果を、ゲストの中里融司さん、都築由浩さんと飛び入りの二人が順に予想して答えていくというもの。同じイベントでもコンサートとかなら、前で歌ってれば良い訳ですが、ライトノベルは本来一人で読むものなので、イベントにするのは大変だったと思いますが、この企画は良く練り込まれているなあと感心しました。「ライトノベルの舞台と言えば?」という質問に「何でもあり」がランクインし、「ライトノベルの職業と言えば?」でも「何でもあり」がランクインして、そんなもん分かるかっちゅうねんということで会場が盛り上がりました。一番最初に読んだライトノベルは? との質問の一位は予想通り神坂一さんだったのですが、二位は時雨沢恵一さんでした。若いなあ。
 昼休みを挟んで第二の企画、「世界オチモノ講座」三村美衣さんと榎本秋さんがオチモノ作品をさくさく紹介していくというもの。私は榎本さんのことを勝手に読子リードマンみたいな女性だと思い込んでいたので、全然違ってちょっとショックでした。榎本さんはオチモノを「突発的な出会いによって始まり、それがストーリーの軸となる作品」と定義されていたのですが、それはいくらなんでも広すぎで、三村さんの「沢山落ちて来て同居、もしくは隣に住む」という定義の方がしっくりきます。私はオチモノ作品というのは、おたくが男女が出会うことにリアリティを持てなくなっていることの現れだと思っているのですが、そういう方向の議論があまり無かったのは残念でした。
 最後の企画が「高殿円×桑島由一 MF文庫J2大タイトル対談〜女の子と男の子の間に〜」。高殿さんは角川学園小説大賞に応募した後、引越しをして行方不明になり、出したことを忘れていた頃、職場に電話がかかって来た、とデビューの経緯を披露。さらにエルヴィンのモデルについて明かされる等、サービス精神の豊富な面白い方でした。一方の桑島さんは、ポルノの本を作るからとHな文だらけのテキストファイルを渡され、これをコピペして書けと言われたというデビュー作の話等を淡々と語っておられて、想像通りのマイペースな方でした。
 この様に、企画も面白かったのですが、最も良かったのは、ラノパスタッフの面々に会えたことでした。草三井さんや平和さん、t-snowさんとライトノベルの話が出来て、楽しかったのですが、中でもぎをらむさんとは桜庭一樹さんに関して異様に濃い議論が出来てとてもスリリングでした。
 最近まで、私はしょっちゅう会って趣味の話をする友達がいればなあと思っていたのですが、先日読んだ『人間は考えるFである』の中で、森博嗣さんが、友達とは年に一度会うくらいが一番良いとおっしゃっているのを見て、確かにしょっちゅう会うよりはたまに会う方が楽しいかもなあと思い直しました。という次第で、極楽トンボさんや玲朧月さんとは殆ど話せなかったのですが、残念無念また来年ってことでひとつ。

追伸:SFセミナーでぎをらむさんに再開しました。やはり頻繁に会うのも良いものですね。(どっちやねん。)

さらに追伸:図書館で後輩の閏さんと半年ぶりに会って、ライトノベルの話をしました。やはり久々に(以下略)
(05.5)



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