夏コミの感想は遅かった
今頃夏コミの感想を書いているなんて正月にクリスマスケーキを食べているような感じというか、既に一ヶ月も経っているからそれ以上の時期はずれである。私がこれをネットにアップした瞬間では、もっとも遅い夏コミの感想であることは間違いない。(翌日にアップしようがもっとも遅いことは間違いない)
どうでもよいことを書いてしまったが、(といいつつこれから書くことが意義深いわけでもないが、)コミックマーケット2006夏に参加してきました。実はコミケにいくのはこれが初めて。まいじゃーの禁書目録本と電撃の限定本目当てに、二日目に出かけました。りんかい線の東京テレポート駅で降りて案内図を見ると、駅周辺に東京ビックサイトがありません。よく探してみると、地図の隅っこに載っていました。こんな数キロも先にある駅が最寄り駅と言えるのでしょうか。当日は猛烈に暑く、しかも真っ昼間なので汗だくになりながら会場を目指します。向こうからぽつぽつと恥ずかしい絵柄の袋を提げた集団がやってきてすれ違っていきます。みな、満足げではあるものの疲れきった顔をしています。私は事前にネットで朝から行くと大変だという情報を入手していたので、彼らのような轍は踏みません。
途中コスプレイヤーが溢れているビルがあり、そこが会場かと思ったのですが、それは便乗開催しているコスプレイベントでした。逆テトラポットのあの建物が見える通りに入ると、人の流れがぐっと増えました。流れに乗って会場に入ります。噂には聞いていましたが、すさまじい人です。これまで参加した「ライトノベルフェスティバル」や「文学フリマ」の百倍くらいの人出を想像していたのですが、まるで桁が違いました。そうめんながしの水とアマゾン河くらい違います。濁流です。いくら日本中から集まるとは言え、ある程度以上濃いおたくがこんなにいるとは信じられません。一体どこから涌いてくるのでしょうか。
通路はちょっと汗臭くなっています。脇では矢折れ刀尽きたかのような連中がずらっと座り込んでいます。黒の死神の格好をした女性が目立ちます。このくそ暑いのにすごい根性です。
まずはまいじゃーブースを目指します。エリア「ニ」とのことで、2のやおい本エリアをうろついていたのですが、全然見つかりません。しかし、突然私に天啓が訪れました。「ニ」というのは数字の2ではなくカタカナのニなのではないか! そこを目指していくと、まりみてなんかのブースが目立ち始め、漸く目指すまいじゃーに辿り着きました。辿り着きました。辿り着きました。辿り・・・・・・
売り切れ!?
オーマイガッ!!
禁書目録本はちょっと前に売り切れた所でした。迷わず一直線にやってくれば買えたかもしれません。トンボさんに聞くと、持ってきた300部を売り切ってしまって、こんなことなら、通販用の100部も持ってくれば良かったとのこと。まいじゃーの威光おそるべし!
ぎをらむさんと少し話してからその辺を回ります。ライトノベル関係ではまりみてが圧倒的に多く、ついでハルヒという感じでした。大森望さんらしき人も会場をうろついていました。さすが、トレンドのチェックは欠かさないのですね。(何か買いに来たのかもしれないが)
結局、『涼宮ハルヒのDB』(機械語屋)と『ストーリーメイカーズ』(ちきゅうぎのねこ)を購入。前者は人物、用語と時系列をまとめた労作。後者は猫の地球儀本。今時猫の地球儀というのもうれしかったが、(マイベスト小説は今でもやっぱり猫の地球儀なので)文体も秋山節が炸裂していて目茶苦茶なつかしかったです。
その後、企業ブースに向かったのですが、電撃の本はやはりというか売り切れていました。まあそりゃあ比較的空いている午後に来ても買えるんなら、みんな午後に来るもんね。もう一度ラノベエリアに戻ろうかとも思いましたが、既に疲れきっていたので、家路につきました。
東京テレポート駅までよろよろと戻ってきて、案内板を良く見たら、東京ビックサイトの最寄り駅は隣の駅でした。思い込みって恐ろしい。まてよ、最寄り駅から会場に駆けつけていれば禁書目録本は(以下略)。
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