最近の東雲
家族麻雀
正月に家族で麻雀をした。メンバーは父、母、私の三人である。皆、麻雀をするのは十年ぶりくらいなので、ルールがうろ覚えだ。『目で見る麻雀入門』を引っ張り出してきて、一山17牌×2に積むことから確認する。点棒を分配し、ゲームを開始した。
私は『目で見る麻雀入門』の教えに従って、ポンやチーはなるべく我慢していたのだが(点が安くなるため)、母は凄まじい勢いでポン、チーを連発している。しかも、父からも私からもチーしている。たしか、チーは自分の左右どちらかからしか出来なかった気がするのだが、私もうろ覚えなので指摘できない。そうこうするうちに、母は全くの無役で上がってしまった。
普通の麻雀は一翻しばりと言って、何か役が無いと上がれないのだが、母は何一つ役を知らないので、それではゲームが成立しないためしょうがない。私は『目で見る麻雀入門』を開いて点数を調べたのだが、これがやたらと複雑だ。メンツの点だのあがり点だのやたらとめんどくさい。役の解説の箇所を見ると、子が一翻で上がると千点と書いてあったので、五百点にすることにした。だが、後で計算してみると、実際は無役の場合百点くらいのようだった。この点数の間違いは後々尾を引くこととなる。母が無役で上がりまくったのだ。テンパイすら出来ぬうちに上がられてしまうので、いくら点の高い手を目指していてもしょうがない。途中から私もポンをするようにしたのだが、時すでに遅く、一回しか上がれぬうちに半チャンが終了してしまった。父も二、三回しか上がっておらず、母の圧勝なのは間違いなかった。
ところが、手持ちの点棒を数えてみたところ、母が一番少なかった。どうやら最初の点棒分配を間違えたようだ。どこまでも締まらない麻雀であった。
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