最近の東雲



作曲をした



 『さよならピアノソナタ』(杉井光著、電撃文庫)を読んで、バンドもののアイデアが思いついた。だが、私はバンドのことを何も知らないので、勉強することにした。
 まずは『MY MUSIC STUDIO』なる雑誌の創刊号(490円)を購入する。これには「シンガーソングライター」という音楽打ち込みソフトが付いている。調べた所、「シンガーソングライター」は何万もするソフトであり、これがたった490円で手に入るとは何と上手い話よ、と思っていたら、機能制限がついていた。だが、すごい機能がついていても猫に小判であり、私にとっては十全である。
 次に、図書館から作曲の本を借りてきた。『やさしい作曲のしかた 初心者のために』(小林亜星著、成美堂出版)。これを読んだ所、次々に新事実が分かった。まず、曲の始めと終わりは(ハ長調の場合)「ドミソ」の和音を使うと良いと決まっているということが分かった。また、和音に合うメロディーの音は、和音に含まれる音であるというのも知らなかった。つまり、和音が「ドミソ」である時は、メロディーの最初の音はドかミかソにしなくてはならないのだ。そして、曲の終わりはドにしないと不安定な感じになるので、曲は「ドかミかソ」で始まり、「ド」で終わるのだという。どうしてこういうことを学校の音楽の授業で教えないのだろうか。

 さて、作曲理論を学んだ私は早速一曲をものにした。タイトルは「破滅」だ。
 「破滅」を聞く

 次に、私はこれを膨らませて、「破滅と不安と沈黙そして春」という壮大な曲を創った。ぜひ聞いてみてくれ給え。
 「破滅と不安と沈黙そして春」を聞く

 音楽小説をウェブに掲載すれば、演奏シーンで実際に読者が曲を聞けるように出来、面白そうだ。

(08.04)



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