時をかける少女 感想
おもしろかった〜〜〜〜〜〜!! すっげえ面白かった。細田守監督の『時をかける少女』を見た感想である。しかも、エヴァンゲリオンみたいにトリッキーに面白いのではなく、ものすごく真っ直ぐに、直球ど真ん中で面白いのである。こんな傑作を一部のアニメファンに独占させておくのはもったいない。誰もかれもが見るべきだ。
何よりヒロインの真琴が素晴らしい。最初は真琴の馬鹿な行動を笑っていたのに、いつの間にか、真琴と一緒に、泣いて笑って祈って走っている。真琴はとにかくよく走る。懸命に走る。自分が長いこと懸命に走ってないことに気付く。そして真琴から走る元気をもらう。何せ見る前は風邪っぽかったのが見終わったら直っていたくらいだ。真琴が走る様を見ていると、僕達はみんなどこまででも走っていけるんだ、と思う。
タイムトラベルという題材はアニメ向きだ。実写だと、主人公が戻った過去はほんのわずか、以前に撮影したものとは違ってしまうけれど、アニメだと、タイムトラベラー以外は、全く同じにすることができる。 本作は、タイムトラベルによって繰り返し起こる事件で笑わせながら、でも、タイムトラベルでは解決できない真に大切なことを真正面から描いている。見た人は幸せになって、なおかつ大切なことに気付かされる。僕もこんな物語が書きたい!
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