東雲文芸20――参考書
期待値
くじにおいて、平均すれば、一回につき得られると期待できる額のことを期待値と呼ぶ。
期待値を計算するには、当選金額の合計をくじの枚数で割れば良い。
例題――お年玉の期待値
太郎君は、お父さんから、
「今年のお年玉は、サイコロで決めよう。6が出たら一万円で、それ以外だったら一円だ。」
と言われました。
お年玉の期待値はいくらでしょう。
答え
この問題は6枚のくじから1枚を引く問題に置き換えることができます。従って、
(10000+1*5)/6=1667.5(円)。
練習問題――くじの期待値
日本の某県では以下の三種類の宝くじを買うことが出来る。
一口200円。前後賞合わせて1億円の一等が1口、1千万円の二等が10口で、総発行枚数200万枚の『驚愕ジャンボくじ』。
一口100円。1000円の一等が10口。90円の残念賞が100万口で、総発行枚数150万枚の『ささやかな幸せくじ』。
一口500円。5億円の一等が1口。やくざがやって来て1億円取り立てられる残念賞が1口で総発行枚数100万枚の『ロシアンルーレットくじ』。
某県で買えるくじの中で、最も期待値が低いくじは何か。
答え:おみくじ。
(09.01)
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