2014小説年間ベスト10
東雲長閑が2014年に読んだ小説のベスト10です。例によって2014年発売作品のベスト10ではありません。過半数が2014年発売じゃないし!
感想を書いてないものだけコメントをつけました。
猫を抱いて象と泳ぐ 小川洋子著、文藝春秋
→猫を抱いて象と泳ぐ感想(14.04/15)
ヴァンパイア・サマータイム 石川博品 ファミ通文庫
→ヴァンパイア・サマータイム感想(14.04/30)
いなくなれ群青 河野裕 新潮文庫NEX
→いなくなれ、群青感想(14.09/16)
くちびるに歌を 中田永一 小学館
滅茶苦茶感動的なシーンが終わって、あとはエピローグかな、と油断していたらもう一段感動の大波が押し寄せてきて完全にやられた。五島列島の子達が純朴でええのう。
何者 朝井リョウ 新潮社
→何者感想(14.09/01)
親友の彼女を好きになった向井弘凪の罪と罰 野村美月 ダッシュエックス文庫
→親友の彼女を好きになった向井弘凪の罪と罰感想(15.01/16)
六花の勇者5 山形石雄 ダッシュエックス文庫
→六花の勇者5感想(15.01/05)
三国志3.草莽の巻 吉川英治 青空文庫
→三国志(吉川英治)感想(14.11/14)
麻雀放浪記(一) 青春編 阿佐田哲也 角川文庫
ギャンブルに取り付かれた男たちの熱量がすごい。破天荒な内容だが、作者の実体験に基づいているというリアリティの裏打ちによって全てをねじ伏せている。
[急募]賢者一名(勤務時間は応相談) 勇者を送り迎えするだけのカンタンなお仕事です 加藤雅利 このライトノベルがすごい!文庫
→このライトノベルがすごい!文庫の新人賞受賞作感想(14.12/15)
他にも『ヴォイド・シェイパ』『猫鳴り』『東池袋ストレイ・キャッツ』などが面白かったです。
昨年は三国志を読んで、無料でこんな面白いものが読めるのに新たな娯楽を生み出す意味があるのかというアイデンティティ・クライシスに襲われ、小説に関する意欲が低下してしまいました。しかし、三国志を読んだのが11月だったので、年間を通して見れば色々読んでいてバランスのとれたベスト10になったのではないでしょうか。
2013年小説年間ベスト10
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